家族が卵巣癌とわかってから4年経ちました。
ガン発覚時、本人以外の家族はすごく落ち込みました。
でも本人は明るく過ごしています。
「生きていることに今日もありがとう!」
4年間に起こったことを綴っていきます。
がん発見までの経緯
目の病気で通院していたのですが、体調が優れず同じ病院の総合診療科で精密検査
することに。
血液検査の結果、腫瘍マーカーCA125が3万!お腹が膨れていたのは、太ったせい
でなく腹水だと判明。。。
西洋医学か民間療法か
本人はネットで治療法を探し始めました。
当初は、ネットにあふれる 抗がん剤=よくないもの
という情報から、野菜食、玄米食、アガリスクなど民間療法だけで治療をしようとしました。
仮に抗がん剤を使っても少量使う方法(低用量抗がん剤治療)も検討していました。
ガンが発見された病院の主治医と折り合いが悪かったことも、民間療法に傾斜していった原因かもしれません。
折り合いが悪かったというのは、本人が辛くて何度か検査をドタキャンしたことがあり、主治医がそのことに理解をしめさず、怒ってしまったという訳です。
新しい病院での最初の診察 治験を受けることに
その後、主治医との関係修復に至りませんでした。
私が間にはいって、なんとか紹介状をもらうことができ、腹水を抜くカートができるところへ転院しました。
新しい病院で最初の診察のときのことですが、担当の先生がニコニコしています。治験を勧められました。
どうしてニコニコしていたのか?
婦人科がんの年間罹患者数
乳がん 5~6万人
子宮がん 2万人
卵巣がん 8000人
なるほど!サンプルが少ないというわけです。(治験は、免疫細胞治療で、通常6クールを2クール行うというものでした。)
結局、担当医の先生にお任せすることになり、西洋医学(標準治療)にすがることとなりました。
カートで腹水を抜く
カートはお腹に管を刺し腹水を抜きますが、安全性の問題などで死ぬこともあり、がん治療では普及していないのが現状のようです。
カートで腹水を10リットル以上抜き、細胞診で卵巣癌、漿液性の3cであることが
わかりました。
3cはステージ4の手前で、腹膜播種でがん細胞が臓器を突き破って、腹膜に広がっ
ている状態です。遠隔転移は起こしていません。
その後抗ガン剤のカルポプラチン、パクリタキセルのTC療法を1度行った後、
手術することに。それまで転院してから2ヶ月経過していました。
手術
手術に立ち会えませんでしたが、終わってすぐ病院に駆けつけました。
執刀医に呼ばれ手術室の隣の部屋へ行くとなんとそこには、切り取った患部が銀色
のトレーに。。。 卵巣は野球のボール大になっていたような記憶があります。
術後、家族に生命の危機が。。。
次回に続きます
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