これまでの経緯
TC療法続く
TC療法が続いています。アバスチンも投与しています。
アバスチンは分子標的薬です。血管内皮細胞増殖因子の働きを阻害することによりガンの新たな血管の生成を抑えたりする作用があります。
通院は1~2ヶ月に一回ですが、病院が車で片道1時間30分かかります。
朝9時にでて、帰りが夕方6時というハードさです。
最初にかかった病院は自宅からすぐでした。
腹水を抜くカートに対応していなかったため転院しました。
病院について待っている時間、車椅子に座ることが辛く、病院の処置室のベッドを借りるのですが、いつもいる看護師さんの一人がとても親切にしてくださり助かりました。
(後に、この看護師さんが部署を変わりいなくなりました。それからは顔を覚えて対応してくれる看護師さんが現れず、融通が利きにくくなりました。一人でも親切な人がいると随分違うものです。)
事務の対応はよくありませんでした。割と大きい病院だったせいでクレームをつける患者が多いのでしょうか。いつもピリピリした感じでした。
抗がん剤投与後数週間、下痢の副作用がきつく、本人はやせたままです。
寝たきりで、排泄介助は家族がしています。
ついに寛解 ca125 基準値内に
手術は3年前の1月でしたが、抗がん剤6クール後の10月ついに腫瘍マーカー28*1になり寛解しました。
主治医が驚いていました。おそらく寛解することを予想していなかったせいでしょう。
手術が根治手術ではなかったからです。盲腸の手術痕があり、その部分は切除できなかったそうです。
根治手術病気を完全に治すことを期待して行う手術のことです。根治手術では、がんをすべて取り除くことを目標としており、がんそのものの切除に加えて、がんの再発や転移が起こらないように、がんが広がっている可能性がある臓器や組織なども含めて切除することがあります。
引用元 国立がん研究センター がん情報サービス
あっという間に再発
年が明けて1月に通院しました。どうなっているかドキドキしながら血液検査に向かいました。
検査結果は1時間ほどでわかります。
あっ!腫瘍マーカーが70台に上昇しています(ca125の基準値は35です)。随分早い再発だ。。。
再発までの期間を、プラチナ系抗がん薬ががんを抑えていた期間として6カ月以内、6~12カ月、12カ月以上の3つに分けます。12カ月以上はプラチナ感受性、6~12カ月はプラチナ部分感受性、6カ月以内はプラチナ抵抗性と定義されています。
再発まで3ヶ月だったのでプラチナ抵抗性に該当します。これはプラチナ系の抗がん剤が効かないという意味だそうです。
抗がん剤の内容が再発にあわせて変更されました。
これからはドキシルとアバスチンになります。
ドキシルは再発卵巣がん用の薬です。正常血管には侵入せずガンの血管だけに侵入し、ドキシルビシンを放出しがん細胞を撃退します。
副作用は、口内炎や手足症候群があります。
下痢はないので、今後どうなるか期待です。
*1:腫瘍マーカーca125の基準値は35