結論から言うと
購入価格200万くらいのリゾートマンションを6年所有して売却した。全ての経費を計算したら、使用1日あたり1万5千円かかっていた。リゾート会員権もかかる経費は同じくらい。
リゾートマンション物件概要
知人のTさんがリゾートマンションを売却しました。200万ほどで購入した安い?物件です。Tさんから聞いた細かい話を整理して紹介します。
物件の所在地 静岡方面
物件の広さ 40平方メートル
間取り ワンルーム
築年 平成元年
購入
購入価格 235万
内訳 物件価格210万 諸経費25万
維持費・交通費
年間管理修繕積立金 2万×12=24万
年間訪問回数 10回
年間交通費 高速代往復4000円×10=4万
年間ガソリン代 5000円 ×10= 5万
年間光熱費 電気2万 (水道代 ガス代はなし)
固定資産税 3万
年間維持費・交通費トータル 38万
所有年数6年 38×6=228万
売却
売却価格 185万
6年間実質経費
トータル
購入235+経費228ー売却185=278万
月々
278万÷(12ヶ月×6年)≒ 3.86万
6年間、毎月3.86万円払っていた。
一日あたりの使用料
一回あたりの使用料
278÷60(10回/年×6)≒4.6万
一日あたりの使用料
滞在日数平均3日なので
4.6÷3≒1.5万
別荘所有とリゾート会員権比較
なかなかリアルな数字がでてきました。リゾート会員権を購入するのとちらがいいのかという疑問がでてきます。
リゾート会員権の経費(安いグレードで簡単に計算)
年間経費
中古100万くらいで購入
一回のルームチャージ 一人あたり3000円2人で6000円
リゾートマンションと同じ条件で年間使用30日として6000円×30=18万
年間維持費8万
交通費 年間9万
固定資産税もかかる場合があるようなので、年間経費トータルは約37万
リゾートマンションと同じくらいですね。ただし使用人数がふえると高くなります。
トータル経費
売却時の損失が100万で買って80万で売れる場合だと20万で6年で割ると年間約3.3万。
年間経費37万+3.3万=40.3万
月経費 40.3/12ヶ月≒3.4万
リゾートマンションは3.86万だったのでだいたい同じですね。
リゾート会員権のメリット
- 付属のレストランやプールなどの施設が使える。
- 比較的施設の新しい物件を選ぶことが可能。
- 会員権がリゾートマンションに比べて売りやすい。
リゾート会員権のデメリット
- トップシーズンや週末の予約が取りにくい。
- チェックインチェックアウトの時間制約がある。
- 年間利用泊数が決まっている(例:エクシブ年間26回)
リゾートマンション 別荘所有のメリット
- 年間回数制限なく好きな時にいつでも行ける。
- 長期滞在が可能。
- 私物が置ける。自宅の使わないものなどを倉庫かわりに置くことも可能。
リゾートマンション 別荘所有のデメリット
- リゾートマンションはすぐ売れないことが多く、管理修繕積立金、固定資産税を払いつづけなければならない。
-
中古車価格なみの格安物件は多いが、築年数が経っているものがほとんどで施設がかなり古い。
まとめ
今回は格安物件でのデーターなので、物件次第で、経費は変動します。知人は、運良く売却できましたが、リゾートマンション別荘の売却は、建物の経年劣化が進んだ物件ではリスクが多く購入は、お勧めできません。ただし経済的に余裕がある方にとっては、年間40万程度ならだす価値があるのではないでしょうか。都会の喧騒から離れ、大自然を自由に満喫できることは素晴らしいと思います。